※当ブログではアフィリエイト広告、プロモーション記事、PR等を含む場合があります。
イヤホン・ヘッドホンを買うときに知っておくべきことを解説します。
新たにイヤホン・ヘッドホンを買う際や、自分が所有している物についてより理解を深めることにご活用下さい。
この開放型か密閉型かで、音の聴こえ方が違います。
開放型は耳意外にも向けて音を放ちます。オープンエアー型とも言います。
audio-technica エアーダイナミックシリーズ オープン型ヘッドホン ATH-AD500X
音漏れが大きい反面、音の空間表現力に優れています。スピーカーで聴いた時の聴こえ方に近いです。
デメリットは、外の音も聴こえやすいので、騒がしい環境で使用することに向いていないことです。基本的には屋内向きです。
密閉型は特徴としては逆で、その名前の通り、密閉させて耳だけに直接音を鳴らすので空間表現力に欠ける反面、細かい音を聴きとりやすく、一つ一つの音を鮮明に聴くことに向いています。
audio-technica オーディオテクニカ プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M50x ブラック スタジオレコーディング / ミキシング / DJ /トラックメイキング
デメリットは、音の広がりや距離を感じにくいという点がありますが、
外界の音をある程度遮断し、屋外での使用も問題なくできます。
このインナーイヤー型とカナル型の違いは、ヘッドホンの開放型と密閉型の違いと大体同じです。
インナーイヤー型とは、耳の穴の入り口(耳介)に引っかけて装着するイヤホンで、iPhoneに付属するイヤホンがこのインナーイヤー型です。
audio-technica イヤホン インナーイヤー型 ATH-CM707
ヘッドホンの開放型と同じく、音漏れしやすいが
空間表現力に優れるといった特徴があります。
デメリットも同じで、外の音がよく聴こえ、遮音効果はあまりないところです。
カナル型は、イヤーピースを耳の穴に差込み、耳栓のようにして装着します。
ZERO AUDIO カナル型イヤホン カルボ テノーレ ZH-DX200-CT
こちらもヘッドホンの密閉型と同じように、音を外に漏らさないように鳴らすので、必然的に音の広がりは感じにくい反面、
音や楽器の細かいニュアンスを聴くことができることが利点と言えます。
インピーダンスとは抵抗値のことで、イヤホン・ヘッドホンのスペック欄に書いてあります。
インピーダンス:○○Ω
という表記がされています。
この値が大きいほどノイズに強いですが、大きすぎると音量が出ずに音量を最大まで上げても音が小さいということが起こります。
そういう場合は高出力のアンプを使わないといけないのですが、それについては後の項目で解説します。
最近ではAirpodsやPowerbeatsを街中でしている人をよく見かけますし、AppleのiPhoneはiPhone7からイヤホンジャック、つまりミニプラグの廃止をし、本格的に無線で音楽を聴く時代になってきました。
そこで、選択肢として当然、有線か無線かがあるわけですが、どのように違いがあるのか解説します。
有線イヤホンは、もはやあえて選ぶという言い方をしてもいいぐらいワイヤレスイヤホンが人気ですが、有線であることのメリットは確かにあります。
ですが、説明する順序的に、
先に無線(Bluetooth)で音楽を聴く際のメリットとデメリットについて解説します。
Apple AirPods Pro
無線の主にメリットとしては
・コードがないので取り回しがいい
・断線の心配がない(完全分離型の場合)
とにかくコードから解放されるということが一番の利点だといえます。
一方デメリットとしては
・イヤホン本体の充電がなければ聴くことができない
・音質が劣化する
・他の電波と干渉することで音が途切れることがある
音質が劣化することは意外と知られていないのではないでしょうか。
これは音楽プレイヤーの音楽ファイルをイヤホンに転送する時に圧縮する為です。これらのデメリットがそのまま有線で聴くことのメリットになります。
SHURE イヤホン SE215 Special Edition/カナル型 高遮音性/トランススルーセントブルー 【国内正規品】 SE215SPE-A
有線で聴くことのメリット
・音楽プレイヤーの充電さえあれば充電の必要がない
・音質の劣化がない
・音が途切れることがない
ワイヤレスイヤホンの音質もかなり向上しましたが、音質を重視すると有線イヤホンに軍配が上がります。
イヤホン、ヘッドホン選びで重要なのが、自分の好みの音かどうか、という基準があると思います。
しかしこの好み、という表現はなんとでも言えてしまうので注意が必要だと個人的には思っています。
例えば、
重低音の迫力を売りにしているヘッドホンがあるとし、
重低音が好きな人にとってはいいヘッドホンのように思えます。
ですが、以下の違いを意識したことがありますか?
①重低音を忠実に再生することができる
②不自然に重低音だけを大きく再生、加工し、他の音域が籠っている
「重低音を重視するから他の音は別にこだわらない」
「何か特殊な用途で使用するため低音だけ聴き取れればいい」
という人も
実は②のヘッドホンを選ぶ方が得策といえます。
分かり易く他のことで例えると
高級なA5ランクの肉を焼いて食べる時に、
①素材の良さを活かしてそのままで食べる
②良いソースをかけて食べる
③安物のソースをかけて食べる
どれかを選ぶとすればどうですか?
それでも、安物のソースで食べたい!という人もいるかもしれません。
ですが
①を選べば後からソースをかけたくなってもかけることができますが、③に関してはもう既にかけてしまってますからどうすることもできません。
つまり、話を戻すと
①重低音を忠実に再生することができる
こちらを選ぶと、そのままの音を楽しむことができ、後から自分で加工することもできるわけです。
ただし、こういったものは比較的値段が高いです。
ただし、高ければ高いほどいいのかということでもなく、
聴き分けることができる耳が必要になってきます。
どうすれば聴き分けることができるようになるのか含めて次で解説します。
フラットに音が出るということ
要は、低音から高音までバランスよく音が出るということです。
フラットな音が出るものを買えというわけではなく
なるべくフラットな音が出るなと思うイヤホンやヘッドホンを選ぶことで、別のイヤホンやヘッドホンの音を聴いた時に、
「これは低音が出過ぎだな」「これは低音が全然出ていなくて音がスカスカだな」というジャッジが正確にできるようになります。
例えば、愛用しているイヤホンが異常に低音が出るイヤホンだった場合、
バランスの良いフラットなイヤホンの音を聴いた時に、音がスカスカだと感じるようになります。
このことが良いか悪いのかは別としてこういうことが起きるということは知っておいて損はないと思います。
通常、アーティストやエンジニアは聴いていて一番最良の音量バランスに調整した上で世の中に出しているので
フラットな音で聴くことができれば、アーティストの意向通りの音で聴くことができます。
この話は少しややこしいので簡略化して解説します。
イヤホン・ヘッドホンで音楽を聴く際、
音質を左右するものはざっくり分けて3つあります。
・音楽ファイル(WAV,AAC,MP3など)
・DACまたはD/Aコンバーター
・再生機器(イヤホン・ヘッドホン)
このうち、2つ目のDACについての話になります。
このDACは何かというと、
音楽を聴く際、iPhoneに入っている音楽ファイルはデジタル化されています。
このデジタルの情報はアナログ信号に変換されることでイヤホン・ヘッドホンで再生できるようになるわけです。
もちろんiPhoneにもDACチップなるものが内臓されていて、そのままでも音楽を聴くことができます。
ですがこのDACにはそれぞれ性能に違いがあり、それによって音質が変わります。
どうして差が生まれるのかということはここでは省略しますが、このDACで音質が変わるということは
同じイヤホン・ヘッドホンであっても、どのDACを使うかで音質が変わるということです。
最初の方でインピーダンス値が高いヘッドホンを使用する場合は、高出力のアンプを使用する必要があると言いましたが、それは高出力のDACを使うことで解決できます。
以下のようなiPhoneに直接挿して音質を向上させる商品が多数売られています。
ラディウス radius ポータブルヘッドホンアンプ : iPhone用 24bit / 192kHz ハイレゾ音源再生対応 高音質DACアンプ AL-LCH81K
長々と書きましたが、以上のことを知っているか否でイヤホンやヘッドホンの選び方が変わると思います。
新しく購入する際や既に持っているものを比べる際など
参考にしてみてください。
コメント