良い音で音楽を聴く方法Vol.1

その他

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良い音で音楽を聴きたいと思う人のためにすぐにできる方法を紹介します。

ヘッドホンやスピーカーを高いハイエンドのものに替える。
これももちろん音質に関わる要素ですが、それ以外に音質に関わる要素はざっくり言っても10は越えます。

この記事では簡単にできることを中心に紹介します。


わかりやすくするために専門的な話は、なるべく噛み砕いて書いているのでその点だけ注意書きしておきます。


良い音とは


まず、そもそも”良い音”とはなんぞやという所から解説します。

直ぐに方法だけ知りたいという人は読み飛ばしてもいいですが、
良い音という表現はよく使われるその分だけ誤解が多い表現なので、その意味を理解することで惑わされに済みます。

まず”良い音”のその定義だけ示すと、ここで言う”良い音”とは

できるだけ原音に忠実な音、という意味。

この辺の”良い音”という表現は世界中で何が良い音かということが語られていて、若干オカルトが介在したり、プラセボ効果だったり、(要は気のせい)と未だに一概には言えない状態なので、定義しておきました。

既にオーディオ環境を作られている人の中には
原音より自分でチューニングした音で聴きたいという人もいたり、原音に忠実なことが必ずしも”良い音”とは言わないことも多かったり。
ですが、全ては原音に近い音を再生することから始まります。(完全な原音を再生することは不可能なので”近い”)

色々な基準で”良い音”は定義されるのでここでは
原音に忠実な音を目指す意味で使います。

定義したところで、良い音を出す為の方法を解説していきます。


CDは良い音



CDを持っているのであればCD音源をパソコンで取り込んで聴くことで
圧縮されていない劣化が少ない音を聴くことができます。


音源別で比較してみると

CD:1411kbps

Youtube※:192kbps

Spotify:320kbps
LINE MUSIC:320kbps
Google Play Music:320kbps

Apple Music:256kbps
Youtube Music Premium:256kbps
Amazon Music Unlimited:256kbps
iTunes Store:256kbps


※(Youtube Musicではなく動画の最高ビットレート)

となり、CD音源は桁が違う情報量を持っています。

(ちなみにこの他にHigh Resolution、通称ハイレゾは
4616kbps、とCDより情報量が多い)
Amazon Music HDやMora qualitasではハイレゾのストリーミングが可能ですがここではあえて割愛。

ビットレートとは
端的に音の情報量とでも言い表せばいいでしょうか。
通常、この値が大きいほど高音質とされます。
(サンプルレート×ビット深度=ビットレート、で表されます)

じゃあCD音源の1411kbpsと320kbpsでその音質の差がわかるのか

以下のサイトで試すことができます。

How Well Can You Hear Audio Quality?
A hi-def test for your ears (and your audio equipment): Listen to these songs and see if you can tell the difference bet...

上のサイトでは、
圧縮された128kbps, 320kbpsのMP3と非圧縮のWAV音源を聴き当てることができますが、音源によって差が出ることがわかるかと思います。
Kattey PerryのDark Horseはすぐわかるのではないでしょうか。

(このサイトの比較、100%フェアな比較とは思えないので参考程度に)


再生ソフトを替える



CDを取り込んで聴くにせよ、ダウンロードして聴くにせよ音楽再生ソフトを使わないことには聴くことができません。

そして実は再生ソフトでも音は変わります。
音楽ファイルの情報量が音質に影響することは上で述べましたが、そのファイルをどう再生するか、も重要です。

MacにせよWindowsにせよ、iTunesで聴いている人が多いと思いますが、
もし音質を気にするのであればiTunesは良い選択ではないと言えます。


個人的におすすめなのが
foobar2000というソフト
https://www.foobar2000.org/


UIを自由に変更できたり、対応ファイル形式が多かったり、フリーのソフトとしてはかなり優秀です。もちろんCDのリッピングもできます。

使い方を覚えればそんなに操作が難しいということはないですが、できることが多いのに加えて英語仕様なので最初は複雑に思えるかもしれません。
ですがユーザーが多いので情報は調べればすぐ手に入りますし、何よりUIを自由で変えるのが面倒な人は、DevianArtなどで公開されているものを適用すれば、凝ったUIにすることも可能です。

iOS,Android版のアプリもあります。

iOS
https://apps.apple.com/jp/app/foobar2000/id1072807669
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.foobar2000.foobar2000&hl=ja


肝心の音質ですが、iTunesと比べてみると
iTunesよりfoobar2000の方が鮮明かつ左右の広がりが広い、iTunesの音質が少し歪みっぽいのに比べてこちらは少しクリア。これはiOSアプリでも同じ。

あと、iTunesのやたらとアルバムをコンピレーションアルバムにしたがることからも解放され、しかもfoobar2000の方が細かい設定ができるなど、foobar2000に限らず再生ソフトを見直してみることをおすすめします。


サウンドドライバを見直す


サウンドドライバとは、音声信号をハードであるサウンドカードやオーディオインターフェイスなどで再生するためのソフトです。
※Macユーザーの方は、Macには初めから音質が意識されたCore Audioが使われているので特段変更する必要はないので参考程度に。


Windowsの場合、RealtekのHigh Definitionが使われていることが多いですが、そもそもWindowsはオーディオエンジン

を経由する時点で、ピークリミッターが常時作動し、それによりわずかなノイズが乗ってしまっています。(要するに劣化すると言われる)

(Windowsのシステム音などと同じチャンネルであることの弊害?)

このノイズがどれぐらい音質に影響を与えるかはさておき、音楽鑑賞に向かないことは確か。

そこで出番なのがサウンドドライバであるASIOもしくはWASAPI。

これらを使えば、このミキサー経由による劣化を回避できる。

ASIO、WASAPIで再生する際、このミキサーは経由せず、すっ飛ばして再生するので劣化しない上、ASIOやWASAPIは音質面でも優れているので高音質化が期待できる

そしてこれらのドライバはWindows Media PlayerやiTunesでは動作しない。(iTunesはWASAPIに対応しているが、最終的にミキサーを経由する)

foobar2000などのソフトはこれに対応していて、foobar2000などのフリーソフトが使われている理由の一つにこれがある。

※ここで注意なのが、オーディオインターフェイスやDAC機器を使わずにASIOを使用する場合はASIO4ALLを使用する必要がある点、そしてこのASIO4ALLのインストールにより、PCによって挙動が変わる場合がある点

この辺の話は無数に参考サイトがあるのでそちらを参照。


まとめ


昨今は手軽に音楽を聴くことができるようになりましたが、その手軽さと引き換えに、質を求めようとするとそれなりにノウハウが必要になりました。

後半は多少複雑だった気もしますが、良い音で聴くと、
今まで聴こえていなかった音が聴こえるようになり、
音の解像度が上がることで、
ボーカルの細かいニュアンス、埋もれていたベース、薄く足されていたコーラスやパーカッション、シンセなどに気付くことができたりして、演奏のニュアンスがわかりやすくなり、
アーティストの意向をより深く理解することに繋がります。

是非どれか一つでも試してみてください。

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