ある程度DTMに慣れてくると、今の機材に限界を感じてくる段階があります。
人によっては脱初心者の段階かもしれないタイミングです。
じゃあ、機材をアップグレードするかと思い立っても何を買えばいいのかわからないという人の為の記事です。
DTM関連の雑誌や記事を読んでていても意外と書いてなかったり見落としがちなことをまとめていきます。
機材選びに失敗しないためにも
今の自分に何が必要かを把握する必要があります。
まずオーディオIF(インターフェース)に関して
・生楽器を使用、録音する楽曲を制作する
・生楽器を録音せず、打ち込みメインの楽曲を制作する
このどちらかで選ぶ機材が変わってきます。
生楽器を録音する場合、オーディオIF(インターフェイス)を選ぶ時に見るべきポイントは
・ライン入力などのインプットがいくつあるか
・プリアンプの性能、音質はどうか
基本的に、録音時の音質に関わるインプット関連に注目して選ぶ必要があります。
対して
打ち込みメインの場合は
・アンプ(D/A)の性能、つまり出音の音質
基本的には、録音をしないのでインプットの数を気にせず、モニタースピーカー、ヘッドホンから出力される音を第一に考えるべきでしょう。要するにDACの性能です。
例えば
打ち込みメインで制作する人は
UNIVERSAL AUDIO APOLLO 8 QUAD/ユニーバーサルオーディオ アポロ 8 オーディオインターフェース 日本正規品
ここまでインプット数が多いUAD APOLLO 8は必要ではなく、
同社製品で選ぶとすれば
Universal Audio Apollo Twin MKII/QUAD アナログ2イン/6アウト Thunderbolt対応オーディオインターフェイス【国内正規品】
UAD APOLLO TWINで十分です。
予算に余裕があって、将来的に録音するかもしれないという人は、いい投資だとは思いますが、打ち込みメインなら、APOLLO TWINで十分すぎると思います。
もちろん双方どちらもオーディオIFの出音は重要ですが、優先順位が異なるということです。
機材のアップグレードを考える際、スピーカーとオーディオインターフェース、両方買い替えることができればそれが理想ですが、予算的にそれはできない人はどちらを買い替えるかという選択肢が生まれます。
筆者はこれで失敗しました、いやというよりは
順番を間違えました。
試行錯誤した結果、
オーディオインターフェイスを優先するべきだと気づきました。
今から考えると当たり前ですが、どれだけいいモニタースピーカーでも元のオーディオインターフェイスの出音が良くなければ、スピーカーの性能を活かせないからです。
実際、サウンド&レコーディングマガジンなどやYoutubeのプライベートスタジオを見ると、
ハイエンドの何十万もするスピーカーを使ってる人もいるなかで、
YAMAHA HS5、KRK ROKIT5などの数万円クラスのモニタースピーカーの使用率がけっこう高い。
で、オーディオインターフェイスを見てみると、そのモニタースピーカーの何倍の値段もするものを使ってたり。
それまで、オーディオインターフェイスでそこまで音は変わらんだろうと思っていたので、どうしてその組み合わせなのか謎でした。
そして半信半疑でオーディオインターフェイスを買い替えてみると、理由がわかりました。
出音が全然違う。。
なのでもし、既にモニタースピーカーを導入済みだという人で、オーディオインターフェイスか、モニタースピーカーという二択の答えは
オーディオインターフェイスを優先するべき
です。
その後で、
今持っているモニタースピーカーの限界を感じたら
買い替える。
この順序なら失敗しないはずです。
モニタースピーカーか、オーディオインターフェイスか。
これは両方重要で、そして相性もあります。
ですが、徐々に機材をアップグレードしていく中では
先にオーディオインターフェイスから替えることで、
機材選びに失敗しにくくなるはず。
参考にしてみてください。
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