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このKZというメーカーのイヤホンが良いと言うのを最近よく見かけます。
おそらくきっかけは
King Gnu – 白日
このMVで一番最初に映る井口さんが着けていることから話題になったのではと思います。
なので白日イヤホンと呼ばれています。
それがこちら
これはAS06というモデルで
このイヤホンが5000円弱なのに
めちゃくちゃ高音質ということでAmazonでかなり売れてるようです。(在庫がないのをよく見ます)
じゃこのKZ、どんなメーカーなのかというと
いわゆる中華ブランドです。
中華製品のイメージは今まで良くなかったですが
最近はコスパに優れたものが多く、質も上がってきたと思います。
実際、このKZのイヤホンのレビューを見てみると
音質にこだわりがあるが絶賛してたりします。
ですが今回レビューするのはこちら
ZS10 PROというモデルです。
いわゆる白日イヤホンではありません。
ですが
結論から言うと5000円の音ではない。
順を追って解説していきます。
製品概要
製品仕様をそのまま書くとこうなります
モデル:ZS10 Pro
感度:111dB
インピーダンス:24Ω
周波数範囲:7-40000Hz
プラグタイプ:3.5mm
コネクタタイプ:0.75mm 2pin
ケーブル長さ:125±5cm
重量:32±3g
イヤホンタイプ:インナーイヤー式
付属品:イヤホン本体、シリコンイヤピース、高純度ケーブル、収納ケース
加えてこのイヤホンは4BA+1DDという仕様です。
どういうことかと言うと
イヤホンには音を鳴らすための部品でドライバと呼ばれるものが内蔵されています
大体の1万円以下のイヤホンだと比較的安価に搭載できるダイナミック型ドライバを採用している場合が多く、このドライバの特徴は構造的に繊細な音ではなく名前の通りダイナミックな音を出す傾向にあり、低音がよく出ます。
対して、バランスド・アーマチュア型というドライバは、繊細で細かい分離された解像度の高い音を出します。基本的に、数万円するイヤホンに搭載されます。
詳しくはeイヤホンのこのページがわかりやすいです。
この両方のドライバを搭載したものをハイブリッドといいます。
両方搭載されているということは端的に言えば、両方のいいとこ取りができるということです。
そしてこのZS10 PROは4BA+1DDのハイブリッド
5000円弱でハイブリッド、しかもバランスド・アーマチュア型が四基、ダイナミック型は一基搭載されているわけです。
購入の経緯としてはそれでその値段はアリなのか、と興味本位で購入したということもあります。
要するに、普通なら数万円するような構造のものが5000円で売られているということです。
音質
解像度:★★★☆☆
定位:★★★☆☆
分離:★★★☆☆
質感:柔らかい|☆☆☆★★☆☆|硬い
音域:広い
自分なりに音質を評価するとこうなりました。
低音はやはりダイナミック型ドライバの恩恵かよく出ていてその解像度も高いです。
全体的な音質としてはドンシャリ寄りですが、奥行きのある音です。
質感としてはやや硬めなのでダンスミュージック、EDMと相性が良さそうです。
だからと言って他のジャンルには合わないかというとそんなこともなく
例えばバンドであればそれぞれの楽器の音を聴きとりやすいですし、気持ちよく聴けると思います。
まとめ
他の大手メーカーで同じような音が出るものを探すと
まず一万円以下には収まらないと思います。
コストパフォーマンスを加味すれば、このイヤホンは間違いなくおすすめできます。
例えば
・高い数万円もするイヤホンはいらないけど、それ相応の音で聴きたい
・これから自分好みの音を探していくつもりで、とりあえず入門機的なものが欲しい
という人におすすめです。
最近の中華イヤホンは本当にすごいです。
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